Google公式の「SEOスターターガイド」を自分なりに分かりやすくまとめてみた

Google公式の「SEOスターターガイド」を自分なりに分かりやすくまとめてみた
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こんにちは、愛花です。
今回はGoogle公式が出している「SEOスターターガイド」を自分なりに分かりやすく咀嚼してまとめてみました。
こないだマーケターの知り合いと話す機会があり「結局Googleが言ってることが正なんだよ」と言っていたので、じゃあ今一度Googleが言ってることをきちんと読んでみるか、と思ったのが経緯です。
Googleが推奨するSEO対策が知りたいと思っている方はぜひこの記事を参考にしてください!

SEOって分かりやすいようで分かりやすくない

SEO対策は、ふわっと「あれをしたらいい」「これをしたらいい」と言う情報はあるものの、それ以上踏み出そうとすると一気に情報が少なくなります。
もっと明確なSEO対策を知りたいと考えてSEOスターターガイドに辿り着いた方も多いと思いますが、Googleは外資なので翻訳そのままのような文章が多いです。
今回たまたま本気で読み砕いてみようと思ったのですが、これをみんなにシェアできたら活用してくれる人がいるのではないかと思い、ここに書き留めさせて頂きます。

SEOスターターガイドを分かりやすくまとめてみた15項目

それでは早速GoogleのSEOスターターガイドを私なりに分かりやすくまとめてみたものを紹介していきます。
最後までしっかり読んだら15項目にもなったので、SEO対策をバッチリ学びたいと言う人は参考にしてください。

1.Googleにインデックスされない原因

まずGoogleのクロール(AI)にサイトを見つけてもらえない場合があります。
どんな時かと言うと、コンテンツの質や量は良いものなはずなのに順位が全く反映されないと言う時です。
特に新規サイトを立ち上げて間もない時に起こりやすいです。
そんな時にGoogle公式では下記のような原因があると書いてくれています。

1.Googleにインデックスされない原因

この中で特に私が効果的だと思ったのは

・他のサイトからリンクがなさすぎる
・新しく立ち上げて間もないので、もう少し待機
・サイトデザインに問題がある(エラーが出たりする)点

こちらの3点です。もしお困りでしたら参考にしてみてください。
最近はワードプレスでテンプレートを読み込んで作られる方が多いと思いますので、サイトデザインに問題があることは少ないと思いますが、100%ないとは言い切れないので書き留めておきます。
また、このSEOスターターガイドではサイトマップの送信も有効であることが書かれています。

Googleがサイトのコンテンツを見つけられるようになることについて

サイトマップを送信すればGoogleがコンテンツを見つけやすくなると言うこともここに明記されていました。

2.Googleと相性のいいウェブサイトとは

Googleさんは、Googleと相性のいいウェブサイトについても明記してくれていました。

2.Googleと相性のいいウェブサイトとは

こちらは下記のように咀嚼できました。

・まずサイトがGoogleに表示されているか(クロールがいいと思ったサイトは相性がいい)
・ユーザーに質の高いコンテンツを提供しているか(今回の議論点はここ)
・どのデバイスからでも速くサイトが表示されるか(サイトスピード)
・どのデバイスからでも簡単に色んなコンテンツに飛べるか
・自分のウェブサイトが安全か(SSL化やセキュリティ面)

このような点がGoogleとの相性の良さになると言うことですね。
こちらはいわゆる”テクニカルSEO”と呼ばれる領域で、みなさんがざっくり考えている”SEO対策”と全然違うかもしれません。
ですがこのような土台的な対策に関しても十分にSEO対策になるんです。
そしてここで入ってくる”コンテンツの質”について。もちろんこれが全てではないのですが、確かにGoogle公式が明記していますね。
この相性の良さを発揮する5つの観点はSEO対策として優先順位が高いと見ても良さそうです。

3.SEOの専門家の手を借りる

なぜかGoogleさんが「SEO専門家の手も借りるといいよ」的なことを言ってくれておりました。

上記部分にSEOの専門家がコミットできると言う点も書かれています。
サイトのコンテンツの向上・見直し、デザインやテクニカルな部分で見やすいサイト構造の作成、キーワードに関する調査、競合調査や専門知識の有無などで力を借りると良いそうです。
私はSEOコンサルタントをしておりますので、Google公式でこのようにPRされていると少し嬉しく感じました…!

4.クロールさせたくないページをクロールさせないようにする

例えば「デザイン的に絶対SEOは上がる見込みがない」と言うページや「会社概要しか載っていないのでインデックスしたくない」と言うページはクロールさせないページとして申請が可能です。
クロールさせたくないページをきちんと設定しておけば、サイト全体の悪いポイントにならなくなるのでまだ出来ていないページがあったり、不備があるページが存在する場合は下記方法でクローラーをブロックすると良いでしょう。

このクロールをブロックする方法も、SEO対策としてSEOスターターガイドに記載がありました。
また、サイト内検索の結果が出るページもブロックしておいた方がいいと書いてありました。
「Googleで検索してクリックしたページが、更にそのサイト内の検索結果だとユーザーにかなりストレスが溜まる」とのことでした。
実際にそうなのかな…?と言う疑問は浮かびますが、Googleさんがそう言ってるのなら気にした方がいいかもしれません。

5.タイトルとスニペットを確認する

ここからやっとコンテンツの話になってきますが、まずSEOスターターガイドに書かれていたのはタイトルとスニペットのことでした。
この書き順から察するに、コンテンツではタイトルとスニペットが一番効果的で優先順位が高いことが分かりますね。

5.タイトルとスニペットを確認する

ここでは本当に基礎的なことしか記載がありませんでしたが、「無題」だったり、記事の内容と関係ないキーワードはタイトルに載せるのは避けましょうと言ったようなことが書かれていました。

6.メタディスクリプションタグを使用する

次に推奨されるSEO対策は、SEO対策の基礎であるメタディスクリプションタグについてでした。

6.メタディスクリプションタグを使用する

メタディスクリプションはみなさんご存知だと思いますが、順番的にはタイトルタグの次に効果がある施策のようです。
メタディスクリプションの記入では「ユーザーに情報を提供し興味を引くような説明」が効果的だと書かれていました。
また、「ここは◯◯の説明をしたページです。」のような簡易的な文章では相性が悪いとも書かれていたので、興味を引くような文章を試行錯誤することも必要そうですね。

7.GoogleのAI(クロール)がページを確認できるようにする

7.GoogleのAI(クロール)がページを確認できるようにする

次に記載があったのは、クロールが円滑にページを確認できるようにする対応のことでした。
たまに「数十記事あげたのに、全然検索順位に反映されない」とか、「アクセスは元々十分にあるのに、1記事だけ全く順位に反映されない」と言うことがあります。
そういった時には、GoogleサーチコンソールのURL検査部分でクロールが参照できるページかどうか確認することができます。
もし参照できるページとなっていなかった場合、robots.txtファイルを見直す必要があります。

8.見出しタグで重要な項目は強調する

さらにコンテンツ内で重要な施策として「見出しタグでの強調」が挙げられていました。

8.見出しタグで重要な項目は強調する

いつも皆さん使用しているかと思いますが、記事の軸になる部分は見出しを利用して強調し話を進めていきます。
わかりやすく言うと「この記事の目次を作ったらどういう項目になるか」を想像して書くと良いでしょう。

9.サイトの構造を綺麗にする

9.サイトの構造を綺麗にする

9番目に記述されたのは、「サイトの構造を綺麗にする」こと。
上記画像のようなサイト構造が理想的であるとGoogleは書いています。
サイトトップからABOUTや作品一覧、ニュースに飛ばし、中でもニュースは年代別にカテゴリ分けしていますね。
このようなディレクトリ構造にしておくと、Googleに評価されやすいサイトになるそうです。
また、パンくずリストを利用した方が良いこともここに記載がありました。

9-2 サイト構造をお客さんやクロールに分かりやすくする

サイト構造を綺麗にするだけでなく、クロールやユーザーにその綺麗なサイト構造を分かりやすく開示するのも良いSEO対策だと書かれていました。

9-2 サイト構造をお客さんやクロールに分かりやすくする

そのためには上記画像に記載がある通り

・大きなページはメニューでいつでも飛べるようにする

・メニューはなるべくテキストリンクで記載する

・画像やアニメーションは使用しない

という規定に沿ってナビゲーションをしてあげる必要があるということです。
メニューを画像で作られてる会社さんもごく稀にいるので、ここは注意が必要ですね。

10.404ページを見やすく有益なものにする

SEO対策では404ページの改善も有効だと言われていますが、具体的にはこのように記載がありました。
404ページは親切なものにして、すぐ有効な他のページに飛べるようなものにしておくのが大事だそうです。
また、404ページがないサイトは良い評価をされないということも書かれていますね。

11.最適なサイトのURLとは

サイトのURLに関してはあまりSEO対策で話題になっていませんが、SEOスターターガイドではきちんと記載がありました。
良質なサイトURLの例は下記だそうです。

11.最適なサイトのURLとは

長くなってしまったURLでも、上記のようにURLを見ただけでこのページがどんな内容なのか分かるものにしておけば良いということですね。
ワードプレスの場合は記事内の右側の「スラッグ」設定で設定できることが多いです。
また、ワードプレスの初期設定となる数字羅列のパラメータやIDなどは評価が下がると書かれています。

12.有益で面白いコンテンツを提供する

SEO対策の醍醐味はここかなと思っていますが、やはり有益で面白いコンテンツを提供することはかなりSEO対策に重要だと書かれています。
ポイントとしては

・指定のキーワードで検索したユーザーに良い影響を与えるコンテンツであること

・独自性があるコンテンツを書くこと

・専門性があり、安心安全なコンテンツであること

・トピックを明快に整理して公開すること

この4つが大切な技術となるようです。
コンテンツ内に広告がたくさんあることは低評価につながるとも書かれています。

13.他の良質コンテンツにリンクで繋げる

内部リンクの重要さはSEO対策の初級で語られることが多いですが、SEOスターターガイドでは詳しく説明がありました。
Googleが記す良い内部リンクと悪い内部リンクの例は下記になります。

13.他の良質コンテンツにリンクで繋げる

興味深かったのは「ページ」「記事」「ここをクリック」などの一般的なアンカーテキストは良くないということ。
「ここをクリック」というアンカーテキストは現在使われているサイトも多いのではないかと思います。
また、ページのURLをそのままリンクしているサイトはもはやたくさんありますよね。
こちらはあまり良くない内部リンクの仕方となっているようです。
そしてリンクに関しては、リンクなのにクリックできるか分からないようなデザインにしてしまうのは非常に評価としてマイナスになるようなので注意してください。

14.設置した画像全てにaltを記載する

altというのは画像がさまざまなエラーで表示されなかった時、どんな画像なのかと言うのをテキストで説明する一文のことです。
altは手動で記載しないと表示されないので、自身で1枚1枚画像に設置していく必要があります。
altに関してはSEO対策をやられている方なら「どんな風に記載するのが一番いいんだろう」と疑問に思うことが多いのではないでしょうか。
SEOスターターガイドで語られているaltのポイントは下記になります。

14.設置した画像全てにaltを記載する

一番大切な部分は「短く簡潔で分かりやすいもの」であることと言うことが分かりますね。
ファイル名をそのまま記載してしまったり、画像のファイル名が長いこともあまり評価が良くないと書かれています。
また、altのテキストがあまりに長くても低評価に繋がるそうです。

15.サイトをモバイルでも見やすくする

15.サイトをモバイルでも見やすくする

サイトをスマホ対応にしておくこともSEO対策の一環になると書かれています。
スマホ対応にしておくためにはPCサイトとスマホサイトを別々のページにしても構わないと記載がありました。
また、タブレットはスマホとされていないようで、タブレットの場合はPCページを表示させるようにしておくのがユーザーにとって良いものだとも書かれていました。
昔はPC向けデザインのみのサイトが多かったですが、今ではスマホ対応のページも一緒に作るのが主流となっていますね。

SEOスターターガイドについてまとめ

SEOスターターガイド、スタートのガイドにしてはとても長くて非常に読み応えがありました。
かなり有益な情報がたくさん詰まっていたので、これを読んだらもうSEO中級者なのではと思うほどです。
SEO対策について、手っ取り早くかいつまんで重要なポイントを知りたいと思う人はぜひこのSEOスターターガイドまとめを読み込んでみてください。

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